田んぼの出来事2024年5月20日

5月20日、播種
播種作業

今年の稲作の始まりです。
今年は5.6ヘクタール分、1310枚の枚の苗箱を用意しました。

 朝日 1108枚
 旭・亀の尾 181枚
 緑米 21枚

朝日は90年ほど自家採種を続けている種子です。こんなに長く自家採種を続けているお米は他に無く、貴重な種子です。長く自家採種を続けると種子に残量する不純物が抜け、清い種子になります。
旭・亀の尾は東の亀の尾、西の朝日と言われている原種同士を交配した新品種です。
生命力旺盛で野性的な姿に成長します。

朝日と旭は同じ品種です。栽培地により名前が違うだけです。

4日間浸水した種籾は十分に水を含み発芽直前の状態です。
一箱350gほどを目安に筋蒔きします。
写真(上)の筋に合わせて田植え機が取り、均一に田植えします。





近くの苗代に運び、後はシルバーさんに任せ、手慣れたシルバーさんは無くてはならない戦力です。
苗箱を並べ終ると寒冷紗で覆い良い苗を作ります。




26日早朝、苗箱を除くと約1センチほどの芽が出ていました。
苗が小さいうちは神経を使います、毎日足を運び細かな気配りが必用です。

播種より1か月後から田植えが始まります。
今年の九州は4月中頃から雨が多く、今までにない多雨が続いています。
無事に実り多き秋を迎えられるよう祈るばかりです。

                            おがた健康農園       
熊本県上益城郡甲佐町糸田1168