田んぼの出来事2016.10.01

10月1日、稲刈りを前に穂の色が濃くなってきました、今年栽培しているお米を紹介します。

9月26日に用水路が閉められました、田んぼの水を抜き、機械がぬまらないように土を乾燥
させたいのですが連日の雨・・・秋雨前線が居座っています。
早く移動してほしいものです。


左半分は赤米、右半分はヒノヒカリ
赤米
写真の左半分は赤米、右半分はヒノヒカリ
赤米の穂の色が茶色がかってます。

赤米は不思議なお米で、稲刈り直後の赤米と1年ほど保存した赤米の色をを比べると、後者のほうが鮮やかな朱色をしてます。

成分の一つのタンニンが酸素と反応して時間の経過とともに追熟します。

珍しい品種なので大事に自家採種を続けています。



赤米
赤米  極早生 もち米系
8月15日出穂















紫黒米
紫黒米

写真手前の黒っぽい田んぼが黒米です。
今年は25アールほど栽培してます。

この紫黒米は品種名は不明ですが極晩生の大変珍しい品種です。
黒米は黒いほど価値が高いですが、気候が合わないと
脱色して茶色が混じる黒米をよく見かけます。

以前は『朝紫き』という品種を栽培してましたが脱色が酷く、この紫黒米に変えて十年以上になります。



紫黒米

この紫黒米は大変デリケートな品種で発芽に難があり播種と苗づくりには大変神経を使います。

あまりにも晩生の為栽培エリアは西日本が中心です。

黒米  極晩生  もち米系
9月14日出穂








紫黒米
田植え後40日目ごろの黒米

茎が太く生え際が紫色してるのが特徴です。

周囲に害虫が大発生してもこの黒米には被害は全くありません。
強靭なお米です。










緑米
緑米 
黒紫の異色の穂が通る人の目を引きつけます。
一見黒米のようですが緑米です。
玄米は小粒ですが餅つきすると驚くほど粘り、
品質の高さが判ります。

餅やおこわにすると時間が経過しても柔らかい最上級のもち米です。

極晩生 もち米
9月14日出穂

今年の熊本県は記録的な豪雨のため田植えが何度も中断し、一週間ほど遅く終わりました。
田植えは晩生種から先に植えてゆきます、成長が遅い緑米は田植えが遅くなるとブンケツ(分枝)日数が短くなり、十分な稲の茎数が確保できず収穫量減につながります。


ヒノヒカリ
写真はヒノヒカリです、綺麗です、まさに黄金の色、この田んぼは自然栽培歴28年目の田んぼです。
水素イオンを多く含んだ蘇生水素水で土壌改良してますので土壌中の微量元素が活性化し驚くほど高エネルギー(総合マイナスイオン)を放出してます。

還元力が強くアンチエイジングにつながる究極の安全なお米で『還元米』という名称でお届けしてます。
中生  うるち米
8月25日出穂



朝日
朝日
晩生の品種なので穂の色がまだまだ淡いですね。
やっと穂が垂れてきました。

晩生  うるち米
9月6日出穂

アレルギー体質の方にお薦めの品種です。
喉通りが軽く胃に負担をかけ無いようです。




おがた健康農園
電話096-234-1404
http://ogata55.com